長寿に自己管理が絶対に必要な理由1選

予防

皆さんこんにちは、名もなき医師です🧑‍⚕️今日は元気で長生きするためには自己管理が絶対に必要だという話をします。

その理由は「病気になってから治療してもまた別の病気になる」からです!

ええ?どうゆうこと?と思われる人も多いでしょう😌早速解説していきます。

なぜ病気の治療だけではだめなのか?

現代の医療はかなり進歩しているので病気になったら病院に行って治療してもらえばそれでいいじゃないか!!そう思っているそこのあなた👦

その思考はとても危険です⚠️‼️

子供の頃の傷

例えば子供の頃の怪我の傷痕が残っている人はいませんか?その傷は瘢痕といって少し盛り上がっていたり、健常な所と比べると少し色が白っぽかったり赤くなっていたりするはずです。

つまり傷を負った部分は治ったけど健常な皮膚とは違います。何が言いたいかというと、『生来健康』と『病気になって治療した』というのは細胞レベルで大きく異なるということです‼️

心筋梗塞になったら

例えばあなたが心筋梗塞になってしまったと仮定しましょう。心筋梗塞とは心臓を栄養する大事な血管が詰まってしまう病気です。

心臓発作・心筋梗塞のイラスト

治療方法は詰まった血管にカテーテルを通して薬で溶かしたり、狭いところをバルーンで膨らましたりといった治療になります。

あなたの心臓の血管はまた流れるようになってめでたしめでたし‼️果たしてそうなのでしょうか?🤔

胸も痛くなくなったし元に戻ったしそれでええやん!って皆さんは思いますか?

原因に焦点を当てよう

心筋梗塞の治療をして詰まった血管は再び流れるようになりました。しかし他の血管がつまる可能性は健康な人や例えば子供と同じでしょうか?😳

全然違います‼️一度心筋梗塞を発症した人は健常者と比較して心筋梗塞を再度発症するリスクは約5倍前後と言われています。

心筋梗塞になるような人は過去の生活習慣の積み重ねで他の血管もボロボロな状態のことが多いんです。

心臓の血管だけでなく脳にいく血管も内臓の血管も手足にいく血管もドロドロで動脈硬化し、詰まりやすい状態です😱

心筋梗塞を治療したとしても再発リスクや脳卒中になったりするリスクは健康な人と比べて高いに決まっているのです。

生活習慣病はドミノ倒し

生活習慣が悪いと身体に起こる病態として、高血圧、糖尿病、脂質異常、メタボリックシンドローム、動脈硬化、挙句の果てには様々な癌といったことが挙げられます。

僕が思うに生活習慣による病気はドミノ倒しです。

ドミノ倒しのイラスト

しかもそのドミノは1番最初の壁は大きくしっかりしていて倒れにくいのですが、2つ目の壁は最初の壁より小さく薄い壁になります。

そして3、4番目となっていくにつれてどんどん小さくなり倒れやすい壁になっていきます。つまり最初の壁が倒れると途中で止まることはないのです😱

具体例を挙げていきます。

肥満患者は糖尿病の発症リスクが約3-7倍(Nurses’ Health Study)

糖尿病患者は心血管疾患のリスクが約2-4倍(Kannel WB et al., “Diabetes and cardiovascular disease.” The Framingham Study. Am Heart J. 1979.)

収縮き血圧が20mmHg上昇するごとに心筋梗塞発症リスクが約2倍になる(Vasan RS et al., NEJM 2001)

脂質異常症は動脈硬化の最大の要因の一つでLDL(悪玉コレステロール)が30mg/dl上がるごとに冠動脈疾患の発症リスクが約1.2倍上昇する(Wilson PW, et al. Circulation. 1998.)

一つ一つの数字などは覚えなくて構いません!

重要なのは一つ崩れるとどんどん次の病気を引き起こしていくという現実です。

生活習慣病とは正にこのドミノ倒しのように連鎖的に悪くなります。

自己管理の重要性

先程説明したように生活習慣病はドミノ倒しです。最初の一つの病気でどんどん芋蔓式に悪化していきます。倒れたドミノを立て直すことは出来ません🙅‍♂️

ではどうすればいいのか?答えは簡単です。一つ目の病気を防ぐのです。

自己管理こそがドミノの唯一にして最大のストッパーなのです。症状が出てからではもう遅いのです😌

このブログを読んでくださっている皆さんならその重要性を理解してくださっていると思います。

「少し太ってしまったかな」「血圧が少し高いけど大丈夫かな」「食生活最近乱れているな」そう思った時が最後のチャンスです🔥

病気を治療してくれるのが病院ですが、病気を予防してはくれません!

あなただけがあなたの病気を予防できるのです!

医師が実践する自己管理法3選

健康は運や遺伝で左右される場合ことももちろんあります。しかし努力によるところが大きいのが現実です。運が悪かったと嘆いていいのは努力した人だけだと思います。

では名もなき医師🧑‍⚕️自身も実践する自己管理法を3つ御紹介致します。

毎日決まった時間に体重を測定する

人間ですので誰しも不摂生してしまう日もあるでしょう。僕自身も飲み会などそういった日はあります。しかし体重を毎日決まった時間に測定していれば、「次の日はご飯は少なめにしよう」とか「明日は運動して汗をかこう」といった意識が芽生えるのです。

僕はちなみに1日1食なのですが、毎日食後お風呂上がりの一番体重が重い時に測定するようにして自分を戒めています🤣

ちなみに1日1食について興味のある方はこちらをご覧ください。1日1食を現役医師が実践する理由とその効果

体重計のイラスト

体重を測ることで頭に「まずい」といったスイッチを入れるのです。肥満はドミノのスタート地点と言っても過言ではありません😌

体重計がない方は今すぐ購入してくださいね🎵

階段を使用する

職場やデパートなどでついエレベーターを使用してしまう方、ここが健康と生活習慣病の分岐点です。1日1日の消費カロリーは大したことなくても年間にすると体重にして1〜2kgの差になってきます。

これが10年20年と経ってくると階段を使用している人とエレベーターを使用している人ではお腹が出ている中年か細マッチョな中年かといった大きな差が生まれてくるという訳です😎

歯磨きをしてしまう

最後はとにかく歯磨きをしてしまおうというものです。歯磨きをした後って何か食べものを勧められても「せっかく今歯磨きしたしな〜」って思いませんか?

ダラダラとつい何かを食べてしまうような人はさっさと歯磨きをしてしまうというのがオススメです✨

僕はつい何かを食べてしまった時はすかさず歯磨きをして追加で何かを摂取してしまうのを予防するようにしています🤣

地味なテクニックですが意外と効果的ですよ!

まとめ

病気になってから治しても、生来健康な人には敵いっこありません😌

病気を予防出来るのは医師や周りの人ではなくあなたにしか出来ないことです✨

この素晴らしい世界で長く健康でいるために、僕が紹介した方法でなくてもいいので自分で自分を管理する術を身につけましょう😆

本記事の内容は医療専門職としての知見に基づいていますが、すべての読者に当てはまるわけではありません。個別の診断や治療は、直接の診察に基づいて行われるべきです。

名もなき医師:日本救急医学会専門医 現在は整形外科に所属し救急と両立しながら奮闘中🔥

所属学会:日本救急医学会 日本整形外科学会 日本整形外傷学会

タイトルとURLをコピーしました