病気になった時こそ生活習慣を整えよう
病気になった人は悪い方に考える
皆さんこんにちは、名もなき医師です🧑⚕️
今の世の中症状が出る前に医療機関を受診する人は多くありません。健康意識が高い人は自分なりに健康を整えて維持しています。逆に普通の人、健康意識が低い人は病院が嫌いですので余程困らない限りは病院を受診しません。
そして症状が出た時には重篤に、、、というパターンがよくあります。そうでなくてもなんらかの症状が出た人が陥るのが恐怖です😱

その時は間違いなく怖いと思います。そして現代はネット社会ですから多くの人は自分で検索するはずです。喉の痛み、胸痛、腹痛、腰痛、発熱などと症状は人それぞれでしょう😳
この時自分で検索して出てくるのは除外すべき疾患、すなわち救急疾患など怖い病気もしくはガン(悪性腫瘍)なども出てくるでしょう😶 そんな怖い病気を提示されればますます不安になるのは目に見えています。実際に患者さんでもガンではないですか?とか大動脈解離ではないですか?と心配されている方はたくさんいらっしゃいます。
実際僕自身もですね、つい先日朝からずっと手術で夜までかかってやっと終わったところで「あれ?目が見えにくい?」倦怠感もかなりあり気持ちも上げようとしても上がらない。周りからも顔が青白いと言われたり、正直誰とも会話したくない状態になりました。
倦怠感だけならまだしも目が見にくくぼやけたことで、頭の中で色々な病気を思い浮かべては心配になりました。結論は低血糖だったので仕事終わりに甘いものを食べたらすぐに良くなりました。
僕自身1日1食夕食のみで(これが健康的かどうかはまたいつかお話します😅)、かつ食べた後に10キロランニング、その次の日5件手術を執刀して糖分を消費したことが原因のようでした。
今までも激務はこなしてきたつもりでそれでも低血糖にはなったことはなかったので、たかを括っていました💦 反省はしつつも(患者さんの手術は問題なく終えました)、最終的には良い経験になったな〜という感想に落ち着きました。しかし目、特に中心辺りが見えにくくなった時には怖い病気が思い浮かんでしまったので僕自身かなり動揺してしまいました。
医学的知識があり、精神的にも安定している僕ですら動揺したので一般の方々は何か症状が出た時には恐怖を感じることは間違い無いでしょう🙄
重要なのは病気になった時に不安になるのは当然だということを知っておくことです。
頼りにならない医師?
皆さんが不安を抱えながら受診したとしましょう。さて当たりのお医者さんに巡り会えるのでしょうか?😳とんでもなくおじいさんな医師、パソコンしか見ない医師、聞いても答えてくれない医師などなど実際にひどいお医者さんは一定数実在します。
とはいっても多くの医師はまともなのですが、まともな医師にはたくさんの患者が集まるので実際忙しくて1人1人に時間が取れないんですよね💦 だから思っていた診療が受けられなかった、聞きたいことがあっても聞けなかったという方も多いのではないでしょうか?
怖くて怖くて仕方がないのに診察は一瞬で終わってしまいよくわからなかったという方もいらっしゃるに違いありません🤔
そこで一つアドバイス、時間がない医師に伝える内容をあらかじめまとめていきましょう。例えばですが、「自分にはこんな症状がありこの病気だったら怖いなと不安を抱えています」と端的に伝えるのです。そうすれば医師もその病気について答えてくれるはずです。
医師の言いなりになってはいけませんよ😌 医師にもそれぞれ事情があり、開業医の先生は薬を出せば診療報酬が増えたり、病院の先生も自分が手術がしたいから患者に勧めるとか、実際ありますからね😳 こんなことゆっていいのかわかりませんが🤣
ちなみにこんなお話もあります。医師は患者が死に瀕した際には集中治療を行うのに対して、約70-80%の医師が自らが末期状態にある時には延命治療を避けて苦痛緩和を希望するというのです。実際ご年配の救急の先生も冗談めいた口調で「僕が死ぬ時は人工呼吸とかしたらあかんで〜」と普段から言っています。
僕自身も救急専門医の身ではありますが、健康寿命を終えた段階での集中治療は負担が大きくしんどい要素が大きくなるのでその時には緩和医療にもっていって欲しいなという気持ちです😳 元気に戻れる人は集中治療の意義は大いにありますよね。
しかし元々元気のない人に治療を行った結果、俗に言う植物状態になり呼吸器を外すことができず(殺すことになるからです)、本人はしんどそうでご家族も医療費を支払い続けるような状態になることもたまにあります。救急車で来た時に亡くなりそうで1秒を争うタイミングでそんな話をしている時間的余裕も家族が先のことを考える心理的余裕もないんです。
さて話は戻りますが大外れなことをする医師は少ないですが、医師側の考えで治療の選択が変わり得ることを皆さんには知っておいて欲しいのです。だからこそ自分が病気にかかった時には病気を知り、その対策まで調べる勢いが良いと思います🔥
今の時代ならネット検索やAIに聞けばある程度わかりますからね🎶 皆さんも自分の身は自分で守れるようにしていきましょう✨
病気になったときこそ生活習慣を正そう🔥
病気になった時がチャンス
病気になったあなたを想像してみて下さい。未だかつてなく危機感が高まっているに違いありません。実際病気をきっかけに禁煙や禁酒に成功される人はたくさんいます。
それを知った上で、『じゃあ病気になる前に禁煙、禁酒しよう』と思われた方がいたら最高です✌️病気になった時こそ生活習慣を振り返る良い機会なのです。
生活習慣を正すメリット
そもそも生活習慣の乱れで発症する疾患は多く、生活習慣を整えること自体が再発予防になります‼️ 生活習慣病では薬だけの治療は限界があり生活習慣を見直すことが治療効果を最大限に引き出し根本的な解決に繋がるのです。

またどんな疾患でも適度な運動や充分な睡眠により体力、免疫力が向上します。入院されている場合は医療に詳しいスタッフに栄養やリハビリ、病気などについて聞いてみると良いでしょう🙆
生活習慣を正すことにより適正体重に近づき代謝も改善します。肥満の方では関節や腰の痛みが和らぐ可能性があります。正しい生活習慣は今後の心血管病や糖尿病の発症を避けて長期的な健康維持につながります✨
このように生活習慣を正すとメリットがたくさんありますね😆
生活習慣の改善がメンタルも安定させる
タイトルに身体と心は一緒に落ちるとしていますがこれは本当です。病気になると本当にメンタルにきます。これは人間であれば通常の反応です。アメリカの精神科医エリザベス・キュプラー=ロス先生は死を迎える過程で多くの人が経験する心理段階を順に1否認2怒り3取引4うつ5受容としています。
最初は自分が病気であることを否定したい、次になぜ自分がこんなめに⁉️、第三段階で運命を変えるために神に願ったりします。そして死を受け入れられずうつになります。最後には避けられないことを悟り全て受け入れ平穏に暮らすというものです。
みんなが同じではなく個人差はもちろんあります。死ぬ病気というのは極端な話ですが人間の心理は様々に変化します。病気と戦うのにもメンタルが必要です🥺
そして先程生活習慣を正すメリットを色々示しましたがメンタルを向上させてくれるというのも大きなメリットです。運動をしたり、適切な睡眠をとって(深呼吸なども効果的です)趣味の時間を持ったりすることでストレスが軽減されます。気分が前向きになると視野が広くなります✨
そうすると病気に対してどう立ち向かったらいいか、どう付き合っていけばいいか、自分の人生をどれだけ充実させられるかといったことが考えられるようになります。
世の中の不条理はいつ誰に降り注ぐかわかりません。僕かもしれないし、これを読んでくださっているあなたかもしれません。しかし今日の記事を読んでくださった方は病気になった時の心理を知ることができたことはすごく有利ですし、周りに病気の人がもしいるなら寄り添ってあげられると良いですね😊
生活習慣についてはメタボ(肥満)になるな!こちらの記事でもよく触れていますのでよろしければご覧になってください。