健康の価値は1年ごとに1億円以上?

健康

健康の価値をお金に換算する

健康の価値はお金で買えない

まずこの記事を書こうと思った理由ですが、健康の大切さを皆様に理解してもらいたからです。ひとえに病気の予防が大切だと言い続けても何故予防が大切かを理解できていないと挫折してしまいます。

今回ご紹介する研究は2007年のロンドン大学の研究になります。こちらの研究は回帰方程式という手法を用いて健康の価値をお金に換算しています。お金は客観的な指標になるので皆様にも伝わればいいと思ってこちらをご紹介したいと思います。他にも結婚や良好な交友関係なども換算されていますが段違いで価値が高かったのがこちらです。

Someonehttps://www.researchgate.net/publication/222569016_Putting_a_price_tag_on_friends_relatives_and_neighbours_Using_surveys_of_life_satisfaction_to_value_social_relationships whose health has declined from excellent to very poor would require a payment of £480,000 a year in order for the life satisfaction score to remain unchanged.(Putting a Price Tag on Friends, Relatives, and Neighbours:Using Surveys of Life Satisfaction to Value Social Relationships Nattavudh Powdthavee1 Institute of Education, University of London 13th April 2007 Forthcoming in the Journal of Socio-Economics)

日本語にすると「とても健康な人がかなり健康状態が悪くなったとすると生活満足度を維持するために年間480000ポンドを要する」というものです。この研究は2007年ですから当時1ポンド(£)=約240円なので

480000£ XP 240円/£ = 115200000円 となります。当時の日本円換算ですが

年収にして1億1520万円・・・   すげぇぇぇぇぇぇーーーーーー💰💰💰

でも調べると現代の日本に換算すると2708万5500円程度に相当するそうです。どういう計算か分かりませんが・・・💦まあいずれにせよすごい値段である事には間違いありません」。

普通の人間では到底これは達成できません。しかし今目の前のあなたが健康であればそれだけの価値があるのです。もちろん一概にお金と比較できるものではありませんがあなたの健康は、それだけの価値があるのです。そしてお金をいくら積んでも一度失った健康を取り戻すことはできません。

健康を失えば出来なくなる仕事もたくさんあるでしょう。しかしその金額だけでは一億円という脅威的な数字にはなりません。例えばスポーツができなくなったり、病気の症状が辛かったりして人生の満足度が大きく下がってしまうのです。

健康を失うとどうなるか

健康を失って生じることは大きく分けて肉体的制限と時間的制限です。内容に入る前にこれだけは申し上げておきます。僕の考えは先天性疾患の方や自己制御不能な発症因子の疾患の方々を否定するものでは断じてありません。健康を保ちたいけどどうしたらいいかわからない、防げる病気防ぎたいという方々へ向けて少しでも参考になれば幸いです。

ⅰ肉体的制限

肉体的制限とはつまり病気そのものによる症状です。例えば心臓が悪ければ満足に動けません。脳梗塞で半身麻痺の人もいます。交通事故の後痛みが長く続いている人もいます。活動そのものに制限が出てしまうんですよね。具体的にどうなるかというと職を失う、今までしていたスポーツができなくなる。この程度ならまだマシでほとんど家から出られなくなる人もいます。

もちろん今の世界なら家にいても美味しい食事が食べられたりゲームやアニメ等も面白いですが、やはり満足に動けないと人生の楽しみとしては激減してしまいます。あと他人が羨ましくなります。普通に動けて普通に生活しているだけの人。人間は失って初めて気づくことも多く得られるより失う悲しみの方がはるかに大きいんです😨

さらにいうと感情的にもネガティブになってしまい、負の連鎖とは続くものでうつ病を発症したりする人もいます。ちなみにうつ病は約1.8倍認知症になりやすくなります。

ⅱ時間的制限

次に時間的制限についてお話したいと思います。健康な人は通院しなくていいですのでその時間を好きなことに当てられます。病院って待ち時間長いんですよね。僕も外来で患者さんをお待たせしてしまいいつも申し訳ないと思っています🙇‍♂️

薬をたくさん飲まないといけない人、自己注射しないといけない人なども1回1回は数分程度であっても塵も積もれば大きな時間になります。あとは透析も時間がかかる代表例ですね。血液透析なら週3回4-5時間を病院で過ごさないといけません。腹膜透析は自宅で可能ですが1日3-4回透析液の交換が必要です。

このように通院にかかる時間と家庭でも病気に対する治療時間が必要です。時間をとっても健康の大切さがわかります。

健康の大切さ〜僕自身の実体験〜

僕大学生まで歯磨きしていなかったんです・・・(笑笑)

むし歯のイラスト

正確にいうと年2回くらいはしていたんですが、歯磨きの度に歯肉出血して血まみれになっていましたね😅元々グミとかポテチとか大好きだったので大学生になって虫歯(上前歯の2本目です)が出来て痛くて神経の治療まで行いました。そこで神経を焼き殺してもらって歯磨きもするようになってしばらくは大丈夫だったのですが

医師になって数年経ってから

「あれ?鼻の奥がめちゃくちゃ痛い。歯もグラグラするしご飯を食べるのも辛く、熱も出てしんどい😢 」 すぐにわかりました。焼き殺してもらった神経の上(奥)に膿が溜まっているのだろうと

歯周病の歯茎のイラスト

自分で針で刺したりしましたが完全には膿を出しきれません。痛すぎて歯医者さんに診てもらいたかったですが、中々忙しくて受診の時間も取れないんですよね。やっとのことで近くの歯医者さんにいったら「これはここでは処置できないので大学に紹介します」

大学病院?手術?いやや〜😭って気持ちでした。普段僕自身が患者にこれは手術しないと治らないですね🤔とか言ってるのにいざ自分が手術になると思うとすごく怖い気持ちで抵抗がありました。

実際大学の先生には手術or何回か処置してダメだったら手術の二択を提案され、迷わず何回か処置してもらう方を選択しました。抗菌薬を内服して(2週間程度)歯の裏側から膿を取り出してもらう処置を半年くらい継続しました。(正直平日の日中に時間を作るのがとっても大変でした💦)

治療の甲斐があってなんとか手術せずに済み、痛みや歯がグラグラするのも治り、ご飯も美味しく食べられるようになりました。(膿が溜まってぐらぐらしていたんですね)治療して頂いた先生には感謝の気持ちでいっぱいでした。それと共に健康の大切さを再認識できました。あと歯磨きをしなかった過去の自分を悔いました。あんなにお母さんが言ってくれていたのに・・・ごめんなさい

具体的に辛かったことは、しんどい・痛い、ご飯柔らかいのしか食べられない、通院のために時間を作るのが大変(平日の自由時間なんて喉から手が出るほど欲しいのに😠)でした。

今回は少し長くなってしまいましたが、皆様にも健康の大切さが少しでも伝われば幸いです。これからも僕と一緒に健康を維持していきましょうね♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました